うほぅ

糞日記

W杯アジア2次予選 親善試合のチャンピオン 0-0 シンガポール

ついにヴァイッド・ジャポンがワールドカップを目指して出陣。栄えある本番1試合目のメンバーは川島;酒井宏樹、吉田、槙野、太田;柴崎、長谷部、香川;本田、岡崎、宇佐美。長友はケツに違和感があるらしくベンチとなり、太田を使う。
シンガプーラはボックス前方10mを最後尾に25m厚のキレイな 4-1-4-1ブロックを作って応戦。ゴールキック等はすべて左サイドに蹴り、酒井のサイドを狙ってくる。
12分クリアボールを拾った長谷部が右サイドにヘディング。宏樹が落としたボールを柴崎がダイレクトで縦に入れ、香川が超反転して前を向き目の覚めるようなミドルシュートを打ち込むもキーパーが触ってコーナーに逃れる。
16分長谷部が右サイドよりの中盤でボールを奪取し40メートル近く運んで本田にスルーパス。折り返しをザキオカが詰めるも角度なく右に外れる。長谷部が良いプレーした割にその後がちょっとあっさりで残念。
21分柴崎から縦一発香川に当て、宇佐美が入り込んできて長谷部にパス。長谷部はアークからミドルを打ち込むがキーパーにセーブされる。
23分香川がミドルシュートを左に外し、そのあとのスーパースローでものすごい変顔を披露。ああいうふうに舌を全力で出すとあごの下が攣るの俺だけ?直後にも本田とのコンビで抜け出した宏樹がえぐってマイナスを入れるも香川は宇宙へ。
27分柴崎から間の香川を飛ばしたスルーパスが裏抜けの宇佐美に通るもオフサイド。しかも宇佐美はキーパーに当ててしまっている。
シンガポールは右サイド高い位置で前を向いて大きく酒井の裏を狙っていくいい展開を見せるもシュートまで行けず。
30分長谷部が縦に入れて本田が抑え、宇佐美に繋ぎゴール正面からエリアに侵入。左に振るとシュートを撃ったのはフリーのザキオカだったがキーパーにセーブされる。左足とはいえこれは決めないと。。。イラク戦より悪くなってるぞ。
ペナルティアークで宇佐美がシュート撃とうとして盛大に空振り。このボールからカウンターを食らいかけるも太田がクリア。例によって本田と愉快な仲間たち計4人が9人のシンガポール人と相手ボックス前でワーワーするスタイルに逆行しているのでは?おかしい…おかしい…うーん。
後半、ヴァハは宇佐美に開いて受けろと指示したのか、開始直後はサイドに張っていた宇佐美。クロスから香川がエリア内でターンしてクロスもシンガポールDFがクリア。もっと香川がエリア内でターンする状況を作りたい。
6分、宇佐美が左サイドから中央のザキオカに当てて切り込みシュートするも宇宙へ。
10分太田のクロスをザキオカがヘッドで合わせ、会心の一撃と思われたがGKがスーペルセーブ。キーパーホカホカになっとるやないか。
一瞬ベンチの長友が映るもなんか魂が入ってないよ。100%出ない感じだわ。
14分宇佐美が縦パスを受けてカットインからミドルも右に外れる。
15分香川out大迫in。2トップに。
17分宇佐美のクロス気味のシュートをキーパーがはじき、ファーで本田が頭で押し込もうとするもキーパー正面。
22分太田の右コーナーを本田がヘッドで強烈に打ち込むもまたもキーパーがスーペルミラクルセーブ。
25分右サイドスローインから本田がクロスを上げるとファーでフリーの槙野がヘディングするもわずかに左。これが一番ゴールに肉薄した瞬間だったか。なんか本田にはクロスは上げさせてくれるので割り切ってモイーズサッカーをすればよかったのではないのか。さいたまのファンにサービスするためか原口がin 柴崎Out。
26分本田とのコンビから大迫が中央にドリブルし倒される。20mちょいの本田のフリーキックは外すだろうと思ってたらゴール左上の角に直撃してびっくりした。
28分本田が中央からふわっとしたボールを右裏へ。走り込んだ宏樹がダイレクトで折り返すと宇佐美が飛び込むがわずかに合わず。サーカスやってんじゃあねえぞッ!!
29分本田が開いた位置で受けカットインしてシュートも弱々しい。直後にもう一発撃つが左に外す。
32分宇佐美out武藤in。完全にロックされてしまった。
40分ゴリが仕掛けていいクロスを入れるもニアで誰かにかすり武藤は後ろ足で触るのが精一杯。キーパーが確保。
2mしか離れてないような近くの味方に出しては奪われたりするのを見てイライラしてたら試合終了。あわれヴァイッドはいきなりアジアの洗礼を浴びてしまった。
早い時間のチャンスを決めきれないことで焦りながらも時はすぎ、選手交代で何をやってるのかわからなくなってきてタイムアップみたいなよく見るアレだったのだが、なんだかんだ今までアジアでは最後に1点とって薄氷の勝利って感じだったのが今回はついに守りきられてドローになってしまった。アジアのレベルが上がったのか日本がふがいないのか。
9人で守るシンガポールに対して前線の選手は真ん中に行ってしまうだろうから両サイドバックが鍵を握るとの予想通りとなったが、ゴリ、太田の両SBはフリーでボールを蹴ったときに良いクロスを上げることはできていたけど、会心のものはというと回数としては不満だった。利き足を封じられると戻しかなくなるので彼らにはスピードに乗った状態で出すか、ツータッチ以内でクロスを蹴れるようなボールを供給しなくてはならないのだが、SHは本田、宇佐美ともにボールを持ったら背中を向けてしまい、SBを使う意識が希薄に感じられた。彼らが中で引きつけて外、というパターンがあれば精度もだいぶ違うと思うがそうはならなかった。一方ボランチは、全体的に攻撃が右に寄っていたため、柴崎が右サイド・長谷部が中央にいて太田にはいいボールが入りにくいしそもそも上がりにくい。また、右の柴崎も本田など正面へのプライオリティが高く、ザックの時のような遠藤香川遠藤と往復する間に長友がスプリントしていて裏、からのクロスみたいな攻撃は発生しなかった。ただ、右サイドに柴崎が流れていることでペナルティエリアに侵入するという判断は太田よりはしやすかったようで、香川が宇宙に蹴ったマイナスのクロスや本田のロビングをワンタッチで宇佐美へといった決定機を生んでおり、いくつか派手にミスしたので心証は悪いが試合に入っていたのはゴリだったと思う。となると、ボランチから太田を使うという意味では遠藤や左利きの選手を左ボランチに置きたい気持ちになるが、ベンチには原口や武藤しかいなかった。ボランチや同サイドのSHが駄目であれば、この前のCL決勝のメッシのように本田の位置から一発で太田に入れるとかしかない。そんなことされたら確実にパニックだが、残念ながら実現性は低そうで、結局は長友いたらゴリブルから無理矢理クロスを入れるシーンは多く作れるじゃんというモイーズ式療法で経過観察になりそう。
ともあれ、ドン引きされると前線4人は中央で崩せないし、サイドもうまく使えませんというのでは毎回こうなるのは目に見えており他のチームは勝ち点3、日本だけ負け点2を積み上げて敗退してしまう。ヴァイッドはこんなの初めて見たとか言ってるらしいが、半年ほど前にも前任者が堪能して帰ったというのにご存知でないとは。就任から500試合ぐらい見たらしいが、実際に体験したら想像を超えていたってことなのか?他はいいので明日からこのシンガポール戦とW杯ギリシャ、アジア杯UAEのビデオを100回ぐらい見ていただきたい。これが典型的な日本なのであって、アジアではまず、スペースがない時の攻撃のデッドロックを解消するというタスクをこなす必要がある。これが最初の試合で明らかになったことはとても良かったかも。頑張れハリルホジッチ