うほぅ

糞日記

リオ五輪最終予選兼 U23 アジア選手権 Final 日本 3-2 韓国

俺はU23アジアカップ的なタイトルであることを忘れてしまっており五輪に出れるからいいじゃん的な気持ちでいるが、視聴率が欲しいテレ朝は「カタール戦が100%なら日本戦は120%の力が出る」と語ったキムヒョン選手の発言が大切なことだと思ったのか2回も流していた。日韓戦らしい煽りを楽しく鑑賞していたがロンドンで銅を取られたときの映像も流し俺をイラっとさせる。WOWOWではバルセロナ×アトレティコやってるらしいが映らない俺には関係がない。
スタートは櫛引;室屋、岩波、植田、山中;矢島、大島、遠藤、中島;オナイウ、久保という4-4-2。個人的には遠藤・中島はもう使わずサウジ戦みたいな中盤にするのではと思っていたが、手倉森監督は北朝鮮戦のメンバーからいなくなった南野と武蔵のところを入れ替えた、ベストと考えているであろうメンバーで臨む。0-0で90分過ごすのは浅野を投入できるため日本のプラン通りだ。
スタート直後は韓国がものすごい雑なロングボールを蹴ってタッチを割ったり櫛引に確保されたりしていたが、5分、ボールをつないできた韓国に日本の右サイドを破られ、岩波が引き出され植田が絞ってないところをミドルシュート。櫛引がはじくも右から来た奴にこぼれ球をゴールに押し込まれる。やられたと思ったがオフサイド。あぶねえええ。
韓国は中盤ダイアの4-1-3-2からアンカーを落としてCBを広げ、SBを最前線にあげてライン際に張らせた3-3-4のような形に変化。日本の2トップもなるべく寄せているがボール回しを防ぎきることができず、CBからSBにサイドから縦に入れられてしまう。
20分頃には日本の右サイド最奥にサイドチェンジを入れられ高いクロス。ファーで競ったこぼれ球をニアでフリーの韓国人22番にボレーで打ち込まれ、遅れて止めに入った岩波にディフレクトしてゴールイン。0-1。今大会初めてビハインド?
いつも見る日韓戦の逆のような形で韓国にボールを支配されるが、韓国人のボール回しも完璧ではなく、日本がインターセプトして縦パスを入れるシーンもそこそこあった。でもオナイウ、矢島はもうちょっとボールを止められないと厳しいな。そんな強い玉でもないグラウンダーのパスをトラップで顔の高さまであげていたら、韓国人に吹っ飛ばされても仕方がない。
後半はオナイウOut、原川Inで中盤に1枚足し、手倉森監督は中盤の数的不利を消しに来た。が、なんか開始早々に失点。カウンターを開始できそうなところでの中島のロストからカウンター返し。日本の左サイドをボックス脇から侵入する形で破られたところに日本人が2人いってしまい、中央の韓国人にパスされてしまう。遅れて止めに入った室屋がかわされてシュートを撃ちこまれ2点差とされた。
4-3-3にする対応が機能してるのかしてないのかよくわからない15分を過ごしたが、もう我慢できんと手倉森監督は15分に浅野先生を投入。お願いしますッ!大島がOut。
すると20分ごろ、エリア内左に飛び込んだ原川がマイナスをニアの浅野へ。浅野のシュートは寄せられて弱くなるも、初めていい形が出た。高い位置で起点を作れたとき、プラス1枚として後方から襲ってくる原川の飛び出しはかなり速く、トップスピードでクロスまで入れてくるので捕まえるのは難しい。とか思ってたら直後、右サイド寄りで矢島がスルーパス、エリア内右に抜け出した浅野が右45度からシュート。飛び出して来たキーパーの左肩の上を抜いてニアポスト際に滑り込ませたゴールで1点返した。浅野素晴らしい!さらに山中が左サイドをドリブル突破し矢のようなクロス。浅野がつぶれてくれたのか、どフリーの矢島がヘディングを叩き込むッ!2-2!!何だこの2分間wwwwwwww!!
わけがわからないが試合が振り出しに戻った今、これは日本有利だろう。これまで倒して来たアジア人はみな前半に界王拳を使っており後半ペースを落としてしまった。韓国もそうなら長引くほど肉体がバキバキになって動けなくなるのだ。
怒り狂った韓国はロングボールからごちゃごちゃするアレに切り替え始めて恐ろしいが、ゴール正面の振り向きざまシュートを櫛引がセーブするなど防ぎきり、逆にカウンターが発動して浅野と久保の面倒をみなければならなくなる。泥仕合をやろうぜ!
しかし30分には日本も矢島のアクシデントで豊川がIn。手札を使い切ってしまったので延長はキツいかもしれない。韓国人監督も長身FWを入れて前日に手段を選ばないと言ったことを実践に移した。冒頭のキムヒョン選手ってこいつか。なんか植田より明らかにでかく見える。
韓国のロングボール攻撃を防いでいた後半36分、日本がカウンターを繰り出し、クリアされかけるもセカンドに飛びついた中島がワンタッチで裏へロビング。心憎い身のこなしで体を入れ替えた浅野が完全に裏を取ってゴール正面で1対1。これをゴールキーパーの逆に流し込む。3-2!逆転!!うけるwwwww!!!551があるときになってしまった俺に対し、韓国サポーターの表情は無いときになってしまった。お気の毒!!
その後も次々と送られてくるロングボールは正面なら植田や岩波が跳ね返し、サイドに裏抜け気味に送られトラップされたときは少し危険になりかけたものの、室屋などが頑張ってことなきを得、アディショナルタイムは右サイド深い位置でのスローインでかなり時間を稼ぎタイムアップ。韓国を倒してアジアのタイトルを手に入れた。やっぱサッカーファンなので優勝はかなり気分良いです。弱いと思っててすまん!ありがとうリオ五輪代表!
手倉森監督は後半まで 0-0 でしのぎ浅野を放流するという明確な意図があったと述べたが、Jリーグだけではなくクラブワールドカップや今大会などでこの作戦の被害者がどんどん増えており全世界が困惑している。裏への徒競走でゴールするのは簡単に見えるが、単純なスピードに加えてスルーパスのラインをパサーに示さなければならないし、トラップがヘタならどれだけ足が速くてもブレーキがかかってしまう。これらをクリアしてもキーパーとの1対1で冷静に流し込むメンタルとシュート能力がなければだが、浅野先生は全部あるので存在がヤバいことになってきている。あとは90分プレイできて押し込んでいるときクロスにニアで合わせてゴールできるなら浅野時代が到来してしまうかもしれん。