KR16ドイツ 2-1 アルジェリア

Group G 首位のドイツと Group H 2位のアルジェリアの一戦。
ゲルマンは右サイドバックにムスタフィを入れ高い位置を取らせ、ミュラーとエジルが中に入り込むビルドアップ。クロスを入れてチャンスを作ろうとする。
アルジェリアはスーパー中東戦法といった感じでそのムスタフィがボールを奪われると一発でその裏にロングボール。ものすごい勢いでスプリントするスリマニにノイアーが飛び出してタックルし、コーナーに逃れる。川島やったら抜かれてるあれやん。
ドイツの右サイドにスペースがあり、アルジェリアに突かれる。左SHスダニのクロスが入り、ムスタフィのヘディングシュートがきれいに決まったがオフサイド。
やはりドイツの右サイドはムスタフィ一人で担当しており、エジルもミュラーもかえってこないか遅れている。アルジェリア左SHスダニと左SBグランのコンビネーションで左サイドをぶち抜かれ、最後はグランが角度のない位置からシュートするも右に外れる。
その後はアルジェリアが徐々にルーズになってきているのか、ドイツもペースをつかみ出し、右サイドムスタフィからのクロスをミュラーがビーストな動きでヘディングシュート。これは左に外れるが、ドイツがサイドにボールを出すと、ディフェンスが引っ張られ中央でエジルやクロースがフリーでミドルシュートを打てるようになり、キーパーがはじいたボールをゲッツェがつめたりと攻撃に迫力が出てくる。
前半は拮抗していたか、むしろアルジェリアの方がシンプルでいい攻撃をしていたと言える内容。アルジェリアはつないで攻撃することも可能だが、フェグリは思ったよりパスがうまくない。
後半ゲッツェに代わりシュルレ。そのシュールレが後半早々ボックス内でアルジェリアディフェンスが中途半端になったところをシュートまでもちこみ、それで得たショートコーナーをムスタフィがヘッドするもキーパー正面。
後半開始直後、アルジェリアは攻撃陣が戻ってこず6枚で守っており、ラームにミドルシュートを打たれキーパーが右手一本で搔き出す。ヤバいと思ったのか4-5のブロックを作るが、奪ってからのカウンターも前半ほどうまく行かなくなっている。ドイツ右ワイドに張っているシュルレからの攻撃が激しく、前半効果的だったアルジェリア左サイドコンビからのカウンターを繰り出すことができずパンチが出せない状況。後半はドイツが押し続ける。
ムスタフィがアクシデントでケディラと交代。ラームが右SBに入る。
後半30分頃からはドイツのラッシュ。右サイドをコンビネーションで崩したミュラーからのクロスで最後はシュバインシュタイガーがフリーでヘディングするも左に外れる。再び今度はケディラが右サイドからクロスをあげるとミュラーがヘディング。これはキーパーがセーブ。アルジェリアが水際で防ぐ時間が続く。後半が終わり延長に入るが、これはアルジェリア時間の問題だと言えそう。
延長前半、左サイドで仕掛けたミュラーのグラウンダーのクロスをシュルレが後ろ足でゴールに引き込んで先制。アルジェリアもキーパー中心に頑張ったが、足が限界を迎えてつりまくった選手たちはノイアーのゴールを割ることができなかった。延長後半にはアルジェリア２人にドイツ人３人の状況になりエジルが叩き込んで2-0。これがファイナルスコアになると思われた瞬間、右サイドフェグリのクロスに左サイドからジャブが飛び込んで１点を返す。
アルジェリアはいいチームで頑張ったがゲルマンは強かった。でもフランスのほうがアルジェリアよりよりカウンターが鋭いので、今日の感じではフランスとのQFinal はフランス有利そう。