うほぅ

糞日記

KR16 ブラジウ 1-1 チレ(p3-2)

Group A 1位通過のブラジウと Group B でオランダに破れ2位通過のチレの一戦。双方スタメンはファーストチョイスのメンバー。レフェリーはハワード・ウェブ。スキンヘッドのマッチョで、俺でも知ってる重鎮を据えてきた。
序盤ブラジウは高速ドリブルから強引に崩しにいく。フッキがワンツー一発でペナルティエリアに侵入し、後ろから倒されるがファウルなし。フッキ、ネイマールルイス・グスタボあたりのドリブルがとにかく速くファウルでしか止められない。
チレは後ろに枚数を残したいのか縦にロングボールが目立つ。もっぱらビダルを狙っているが収まることは少ない。
16分メナが自陣左サイド深い位置でハンドをし、イエロー。故意に触っており、こういうしょーもないことをすると罰を受ける傾向があるのだが…と思っていると2プレーぐらいあとのコーナーキックブラジウが先制。チアゴ・シウバがゴールから離れるボールをしぶとく後ろにすらすとファーポストでダビド・ルイスがあわせたのか、彼のマーカーの原選手が触ったのか、ボールはゴール内に。
先制以降若干ペースが落ちたブラジウは左サイド深く自陣でのスローインにミス。スローインを受けたフッキの落としをバルガスにかっさらわれて中のサンチェスに通される。サンチェスは冷静にファーのサイドネットに転がした。同点。
その後序盤同様、ブラジウがまたフルパワーのフィジカリーなプレイとネイマーのドリブルでチャンスを作り、チレはブラジウのミスをついてシュートまで持ち込もうとする。形勢としてはコーナーキックブラジウ6対チレ1が正確に反映していると思えるぐらいでブラジウ優勢の前半だった。ただしスコアは1-1なのだ。
後半10分頃、左サイドからのクロスをボックス内右寄りで珍しくフリーになったフッキが胸トラップして膝でゴールに流し込んだように思われたがハンドの判定でイエロー。
直後バルガスOut グティエレスIn。バルガスはスローインをかっさらったシーン以外は全く試合に入ってないんだが、あのワンシーンで決定的な仕事をする。グティエレスは中盤の選手でビダルを前にあげる狙いか。
グスタボがビダルとの競り合いに遅れてタックルを入れイエロー。次戦出場停止に。
63分フレッヂOutジョーIn。直後チレがイスラがビダルとワンツーを仕掛け右サイドをえぐりマイナスの折り返し。しかし決定的なアランギスのシュートはジュリオ・セーザルがセーブ。このあたりから両チーム足が止まってくる。ビダルもピニージャに交代。
フッキのクロスからジョーが触ればというシーンやネイマーのヘディングがキーパー正面等、惜しいシーンこそあれ、ペースダウンしたブラジウはチレゴールを割れない。逆に、チレもボールを保持できるようになりブラジウゴール前まで進めることはできるが、サンチェスやアランギスにも疲れが見え、シュートに持ち込めない。しかしチレが押し返しているのは明らかで、後半終了時にはコーナーキックも6-5。ノックアウトラウンド初戦は延長戦に突入する死闘となった。
延長前半からオスカルがウィリアンに交代。オスカルはあまり目立たなかった。30分間ブラジウ人がよろよろとチレゴールに迫り、チレもよろよろと跳ね返す。ファイトしていたチレDFメデルの痛めていた足が限界を超え、無念の交代でロハスがIn。360度ブラジウ人に囲まれたピッチ上でフッキだけが元気に走り回る終末の世界が広がる。延長後半ラストにピニージャがサンチェスのパスから決定的シーンを迎えるがクロスバー。結果的にはこれを決めていれば。ゲームは1-1の引き分けに終わり、ペナルティで敗退チームを決める儀式に。
ダビド・ルイスが決める。ピニージャをセーザルがセーブ。
ウィリアンが左に外す。サンチェスをまたもセーザルがセーブ。
マルセロ、アランギスは決める。
フッキをブラボがセーブ。ディアスが決めイーブンに。
ネイマーが決める。しかし原選手が右ポストに当て、チレ敗退。
好きなチームなので残念だった。ブラジウの選手たちがセーザルに駆け寄る中、ネイマーはピッチにくずおれて泣き出す。ノックアウトラウンド1戦目は辛勝となった。次もコロンビアとウルグアイの勝者と対戦なので、今日と同じような展開になりそう。コパ・アメリカが始まったのかよ。
とにかくフッキはペナルティを取ってもらえずゴールかと思ったらハンドだったり散々なのに一人だけ元気ですげぇという印象だけが残りますね。どっちかというとオスカルが活躍してフッキは空気って印象だったので、フッキが活躍するケースを見て新鮮だった。